ウッドマンを聴く会「北極ブギー」 東京神楽坂で開催

以前より企画していたけど実現しなかった「ウッドマンを聴く会」が、3月18日土曜日の15時から20時まで神楽坂ノートルミュージックで開催が決まりました。イベント名は『北極ブギー』。要ドリンクオーダーですが、チャージは無しです(カンパ箱のみあり)。

ウッドマン好きでも聴き逃してたカセット時代の名曲迷曲凄曲の数々がかかります。


CD化されていない音、ほとんど聴かれていない曲を。

神楽坂ノートルミュージックへの行き方

http://notremusique.net/

Tenjin Heights 2F, Tenjincho, Shinjuku-ku
住所 : 天神町22- 5 天神ハイツ2F

最寄り駅: 神楽坂駅


神楽坂駅を地上に出たら右折、セブンイレブン前を右折し突き当たりを左折、一本めをすぐ右折し左折直進、右手に銭湯がある通りの左手二階(一階は居酒屋)

喫茶みたいな感覚でどうぞ。

当日チャージはありません!

ドリンクのみオーダーください。



360゜recordsからのウッドマンのソロアルバム『Alaska』『PISIN JAZZ』、兄弟レーベルからのウッドマンのノンビート音響プロジェクト「マノーラ」のソロ、レースゲームコンピ『CIRCUITS QUANTUM』、キバマンダブコレクション『Kibaman Elephant Roots』ウッドマン楽曲はリクエストあればかけます。



なお当日ナビゲーターは、hitachtronicsと虹釜太郎です。


いままでそんなこと全くしてませんでしたが、今回一応プロフィールを記載しておきます。

hitachtronics (ヒタチトロニクス / New Masterpiece)
東京生まれ。
2006年、WOODMANの『Warrior Angel』 (CommuneDisc) の
大胆なジャケットイラストが一部で話題となる。
以後、いぬ(三好史/元JG's)や初期MaltineRecordsなどのCD/配信音源や、
岸野雄一企画のイベントフライヤーのイラストとデザインなどを手がける。
2010年には女子高生がノイズバンドを組む同人漫画「ざつおん!!!」を発表、
夢眠ねむ(でんぱ組inc.)の目にとまりムック「アキバ妄撮」(プレビジョン刊)にも掲載した。
2011年、 WOODMANが開いたギャラリー"Q-O-I"にて個展を開催、
2013年には自主制作で氏のフルアルバムCD「One Loop Beyond」リリース。本作をきっかけにネットレーベル"New Masterpiece"を立ち上げ、全リリースのデザインも手がける。
2016年初夏のWOODMANの急逝を受け、氏が生前遺していた膨大な音源をデータ化し再発する
「WOOD TAPE ARCHIVES」を2017年よりスタートさせる。
hitachtronics.tumblr.com
newmasterpiece.tumblr.com
woodtapearchives.tumblr.com



虹釜太郎:
24年前にパリペキンレコーズをオープン。お店はすぐ潰れ、以降360゜records,drifter,radio等のレーベル運営。(360゜recordsからはウッドマンのソロアルバム『Alaska』『PISIN JAZZ』がリリースされています。兄弟レーベルからはウッドマンのノンビート音響プロジェクト「マノーラ」のソロが出ています。
レースゲームコンピ『CIRCUITS QUANTUM』、キバマンダブコレクション『Kibaman Elephant Roots』にもウッドマンが楽曲参加しています)。虹釜太郎名義のソロはピアノソロのみ、他にjigen,wolfmanなど40名義。単著『カレー野獣館』。イベント「5H」、薬草酒&ハーブドリンクバーは現在休止中。最新の映画音仕事に『夏の娘たち』堀禎一監督(http://www.athenee.net/culturalcenter/special/special/hori_talk.html)作、2017年春劇場公開。
http://d.hatena.ne.jp/nijikamataro/archive
(携帯↓)
http://d.hatena.ne.jp/nijikamataro/archivemobile

http://taco.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=89112&csid=5&sort=n


4月1日2日
京都の「外」で開催
虹釜太郎の「パリペキン未解決事件」2daysの2日めで、ウッドマンの音について(hitachtronics)さんとトークします。東京とは違うかたちでやります。

http://soto-kyoto.jp/event/0401-02/

http://losapson.shop-pro.jp/?pid=112395343

http://losapson.shop-pro.jp/?pid=112395293

http://losapson.shop-pro.jp/?pid=111503447

も会場に。



現在、ロスアプソンでウッドマン再発プロジェクトタイトルを通販可能です。大阪ナミノハナでも取り扱い開始。





(追記)
ウッドマン復刻タイトルの売上はすべてウッドマンの家族とかなり大変な実作業を担当されてるhitachtronicsさんに。

ここのところ自分はウッドマンのカセットタイトル復刻に向けていろいろ動いていたのですが、虹釜は、ウッドマン再発で、応援で動いてるだけで一円ももらっていません。虹釜個人カンパ(http://d.hatena.ne.jp/nijikamataro/20170208)。ウッドマン再発プロジェクトについては自分は完全無償でやってます。

OSAKA MASSAGE『Joy Wave X』

ウッドマンを聴く会「北極ブギー」直前の今回はウッドのるつぼでも強く推している(*゜Q゜*)ウッドマンの中でも幻のタイトルな「ニセ十字」と「アークティックキャット」の狭間のタイトル『Joy Wave X』です。

WD28 OSAKA MASSAGE『Joy Wave X』

今回のウッドマンのタイトルは、オーサカマッサージ名義です。


WD27 ARCTIC CAT / Biscuit & The Dance
がウッドマンのライブセットをそのままカセットに!なタイトルで、かつウッドマンのさまさまなギャルペルソナが出たり入ったりの擦り動作の極みだったとすれば、今回のWD28番『Joy Wave X』は、ジャケットイメージからも感じられるようなウッド流TRAX!

TRAXレーベルの復刻か!な曲もつまってますが、ウッド一人でやってるのに笛おじさんやギター小僧が乱入したり、キーボードどじっ娘が乱入したりと騒がしいですがしかし!かつてのTRAXも相当騒がしいですから!


本カセットを聴いてるとTRAXからのリリース前に自殺してしまったアーティストの音源を思い出しますが(すばらしいのでTRAX全集調べてみてください)、両カセットのそれぞれ頭からは、Aサイド頭は「アラスカ」シリーズの残り香、Bサイド頭は「バーバリアンインアジア」の身に染み暖気と冷気を。B面はオーガスタパブロを感じるウッド流〜ダブは母子家庭〜※もぎとりハウスの真髄が当たり前に。夜の鳥たちが曲にあわせて踊りたつ奇妙な超現実です。



ウッドマンのOSAKA MASSAGE名義 はこの後『FM STTKDKKI Live & Direct To Lunch Yakiniq』、そして『USA』と続きます。この流れは神楽坂、伊勢で会場でも聴けます。
https://woodtapearchives.tumblr.com/post/156626371523/20170318



※ウッドの発言〜ダブは母子家庭〜がなんだったのか!については、4月の京都イベントで

http://www.cinra.net/event/20170401-nijikamataro


3月18日の「ウッドマンを聴く会」は

https://woodtapearchives.tumblr.com/post/156626371523/20170318

各会場でhitachtronicsによるウッドマン再発タイトルがいくつか入手できます。








ウッドマンの「アラスカ」「ポーラー」の遺伝子/系譜/その後の『polar boogie』の1と最新の2、ウッドのマノーラとポーリンオリヴェロストリビュートも現在お店で品切れですが各会場には用意します。
http://losapson.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=460298&csid=0&sort=n

WD32: MACARONIMAN / Cacao* (70min//2000/1

ウッドマンカセット時代でももっとも数多くタイトルを出してるマカロニマン
より、先日再発された「アークティックキャット」「ニセ十字」直前のマカロニマンのカセット『ダウンタウンサイエンス』です。


WD26: MACARONIMAN /
Downtown Science


このタイトルは数あるウッドタイトルの中でも曲名が全部下町という珍しいもの。

一曲め「ジューじゃん」はキラキラな女子っぽいトラックではじまる、
「ボーリング対決」は淡いティーンエイジャー下町デート全開なうれし恥ずかしハウスです。他の人ならダンストラックとしてもっと洗練さするんでしょうが、ウッドマンはそうせず、かわいいまま放り投げてきます!

こういう曲こそカセットだからこそというか、カセットにぴったりな。アナログならば12インチでなく7インチ。

カセットリリースの意味とは…と今回改めて考え直すことになりました。

レコード屋にというよりは「マークズキーボードリペア」なライトバンといいますか、下町生活といいますか。

キレイに磨かれたクラブというよりは…



そして「おやすみmyらぶ」。この曲もまたとってもキュートなのですが、何かに似てる。エイフェックスツインのアンビエントワークス時代。改めてこっちもご無沙汰な方は聴き直してみてください。

「エンゼル百貨店」はファミコン時代のうっかりデパートお買い物な油断ならないトラックで、こういう曲はチェリーボーイファンクションも嫉妬しそうです。
よくスーパーいくとシャカタクがさらに弾きなおされてたり。あの感じです。

大森の百貨店なくなっちゃいましたね。


そして「カラフル」という曲は下町ジャングルという新たな体験の提示。


これは…



…お化け屋敷花屋敷ということでは…


楽しく帰ってくる霊たち、といいますか。


明治通り〈スポーツセンターmix〉」はどこかヤベミルクさんぽくもあり、イースト東京な「ジェラじゃん」はいきなり大江戸ストリングスオブライフなデトロイトで江戸な名曲。この曲は「北極ブギー」でも。
ラスト「路地〈月の娘として〉」は、ひとりの男という限界を超えた存在としてのウッドマンだからこそな。
スッカスカな重心低めな徘徊トラックで、擬人化された車も足を止める曲でありながら、月の娘が「つーきーのたまーよー」とは歌えない悲哀も籠められています。


改めて本カセットはダウンロードやCDでというよりはカセットでこそ聴きたいなあというアルバムでした。音圧もありませんが、銭湯あがりにはぴったりな音。



ウッドマンカセットの中でもせつない大江戸情緒満載のカセットぜひ体験してください。










ウッドマン再発事情
https://woodtapearchives.tumblr.com/